MABe・MAKe

MABeとMAKeのシリーズは、ティルト機構とリクライニング機構に加えて、股関節と膝関節、そして足関節の角度を変更して多様（マルチ）な姿勢に設定できる介助用車椅子〈MABe〉と室内用の姿勢保持装置〈MAKe〉です。
背と座の張り調整式スリングシートと体幹と骨盤のサポートパッドなどで、ひとりひとりの体格や姿勢にあわせて調整がおこなえ、各部の角度設定機構で休息から活動まで様々な生活場面にあわせて、もしくはその日の身体の力の入り具合などに応じて最適な姿勢をとることができます。
背もたれは、「ハイバック仕様」と「ローバック仕様」との２種類からお選びいただけます。
ある程度は自分で頭をささえられるお子さんで、枕（ヘッドサポート）が頭と首を支える位置にあれば、自分で頭を枕に預けられる場合や、背もたれを少し倒した姿勢で使うことが多く、枕（ヘッドサポート）の位置がいつも同じであっても首が楽になって頭も安定する場合には「ハイバック仕様」がおすすめです。
「ローバック仕様」は背もたれとヘッドサポートが別になっていて、頭の前後位置や角度を細かく調整できます。食事のときには飲み込みのしやすい角度に、活動のときはタブレットなどを見やすい位置に、休息のときは呼吸しやすい姿勢にと、それぞれの場面に合わせて頭の位置を調整したいお子さんにおすすめです。
ローバック仕様を選ばれる場合は、お子さんの肩までの高さに合わせて背もたれの高さをお選びください。

〈オプションのご紹介〉
姿勢保持のために骨盤の前ずれをとめるアンカーサポート、大腿部を側方から支える外転サポートを内蔵したセミモールド座面やトランクサポートベルトなどや、お食事やお勉強の際に使用する差し込み式テーブルを装着したりするために使用する跳ね上げ式アームレストなどのオプション品を用意しています。MABeでは、福祉車輌に車載するときの車載固定部品や介助者が坂道などで安全に走行するためのキャリパーブレーキなど、それぞれの日常生活によって必要になるオプション品を用意しています。

補装具費支給の対象となる場合がございます。詳細についてはお住まいの自治体へお問合せください。

◎　むぎのゆめからのひとこと

MABeは折りたたんで持ち運びもできるので普段の移動用のバギーとしても使用できますが、多機能ゆえに特に女性にとっては重たいと思います。どちらかというと学校や施設で姿勢保持装置として使用されているユーザーが多いようです。